2014年2月22日土曜日

学生諸君へ

学生諸君は学年末試験を終え、長期休暇に入りしばらく経ちましたね。
キャンパスは人気がなく閑散としていますが、この長期休暇をどのように過ごされていますか。
遊びに、勉強に、就職活動に、きっと忙しい毎日を過ごされていることでしょう。
特に3年生で民間企業就職を考えている方は、ちょうど就職活動も佳境に入っている頃でしょう。
書類選考や面接に備え、自分の伝えるべきことを考える中で、様々な悩みや疑問が出てくると思います。
例えば、そもそも行きたいと思える会社がない。やりたいと思える仕事がみつからない。
自分に自信がなく社会に認めてもらえないのではないか。だから自分は社会に合わない。
就職環境が悪そうだから決まる気がしない。長期休暇中でモチベーションが保てない…
などと、多くの学生がぶつかる壁だと思います。
自分だけでなく周りの多くがそう思っていることに、ある意味安心をしていいとは思いますが、そのように思い悩み、立ち止まっていても何も始まりません。
自分次第で何とでもなるはずであり、その時の思考と行動のサイクルが大切なのです。
そんな方に、一つ言葉を贈りたいと思います。
 
「自己成長の責任は、環境(組織)ではなく自分にある」 (P.F.ドラッカー)
 
就職活動を通じて社会と接触する中で、何か上手くいかないことがあっても、
“決して外的要因から言い訳を探さない”ということを意識してください。
 
行きたいと思える会社がないからやらない。ではなく、ないからこれまで手をつけなかったことをやる。
やりたいと思える仕事がないのも、自分の思考がまだまだ浅いだけではないでしょうか。
“徹底的に考える”という作業を怠ってはいけません。
外的要因を言い訳にした時点で、思考と行動がストップしてしまいます。
これまでと同じ過ちを繰り返さないためにも、環境のせいにせず、考え方を変えましょう。
大学(キャリアセンター)は、おそらくみなさんが想像している以上に多くの求人情報をいただいています。
あなたにマッチする求人情報が寄せられていても、あなたが行動していなければ、その「縁」は掴めません。
就職サイト以外にも活用できる場所はあるのです。
「自己成長の責任は、環境(組織)ではなく自分にある」
もちろん社会人になってからも同じです。
 
どの学年の学生も、この長期休暇をただのうのうと過ごしてはいけません。
何事にも目的意識をもって活動してください。
その意識と行動のサイクル(反復)が、必ずみなさんの力になります。
新学期が始まった時、周りのみんなが眩しく見えないように。
健闘をお祈りしています。

2014年2月7日金曜日

「関西財界セミナー賞2014特別賞」大学初受賞

近畿大学 及び、大学発ベンチャーの㈱アーマリン近大は、「関西財界セミナー賞2014」において、「特別賞」を受賞いたしました。
本日(2/7)は、国立京都国際会館にて「第52回関西財界セミナー」が開かれ、その贈呈式に行ってまいりました。非常に大きな賞を、しかも大学としては初めての受賞ということで、誠に身に余る光栄でございます。
評価していただいたポイントとしては、大学が研究の成果として、自ら生産したものを産学官が連携して消費者に直接提供するケース(近畿大学水産研究所等)は、日本の大学では初めての試みであるという独自性や革新性。また、クロマグロの完全養殖成功と、養殖魚の理解を深める活動は、水産資源の枯渇問題と、日本の養殖業の発展に資することが期待できる影響力や その成果でした。
関西財界セミナーは、関西経済連合会、同友会が主催されており、関西の企業経営者が年に一度、一堂に会し、国、地域、企業経営のあり方を議論する伝統あるセミナーです。先日の「2013年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞創刊40周年記念特別賞」の受賞に引き続き、業界の垣根を越え大変光栄な賞をいただきました。
これらの賞を励みに、養殖魚の安心、安全、そして美味しさを関西から日本、そして世界へ広めることで、養殖魚の価値向上を目指し、養殖研究をはじめとする「実学」を通じて、関西、社会の活性化に貢献して参ります。

2014年2月5日水曜日

「日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞創刊40周年記念特別賞」受賞

近畿大学は、30年以上の取り組みで成功した「クロマグロの完全養殖」で「2013日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞創刊40周年記念特別賞」を受賞しました。
この賞には他6点が選ばれ、それぞれの業界を代表するリーディングカンパニーとならんでの受賞となりました。
本日(2/5)は、この表彰式に参加させていただくため、東京まで行ってまいりましたが・・・
寒波など気候の影響により飛行機の到着が遅れ、現地到着が開始時間ギリギリになってしまい、ご迷惑をおかけしてしまったことと思います。冷や汗をかきながらの表彰式になりました。
日本経済新聞社は、賞の選考理由を「景気回復の動きを反映するかのように、新たな領域に果敢に挑戦する、日本経済の再生・再起動を意識させる製品であり、主にこの10年間に経済社会に貢献、影響を与えた」とされています。
そして審査委員の方からは、「これからの水産業の在り方を示唆する。大学が受賞することも珍しい。国内の大学の存在感も変わってくるのだろう」という評価をいただきました。
このことを誇りに思い、今後も「近畿大学水産研究所」(大阪店(グランフロント大阪)、東京店(銀座コリドー街))をはじめ、近畿大学の研究成果を通じて、地域社会に貢献してきたいと思い定めております。