2014年6月13日金曜日

ホタル観賞会

6/11()、附属小学校・幼稚園に足を運びました。
平成22年以降 毎年この時期は、校内ビオトープエリアにて、ホタル観賞会を開催しています。
私は所用のため、残念ながらホタルが光る時間には観れませんでしたが、児童が育てた約2,000匹のゲンジボタルが夜を彩り、地域一般の方をはじめ多くの方にお越しいただき、大盛況のようです。
 
私の故郷は自然がいっぱいで、昆虫や魚、小動物などがたくさん共存しており、幼い頃からたくさんの命に触れてきました。
そのような環境で育ったことが、私が医師になることを志す一つのきっかになり、後に医師となって、命のあり方を考える時に、大きな影響を与えていると思います。
父の持論にならえば、無数の昆虫や魚たちによって、命の尊さに目覚めさせてもらったことになります。
 
児童には、自らホタルの飼育をすることで、命の大切さ、尊さを感じ、心にしみ込ませてほしいと思います。
様々な命に触れることで、人格形成や将来の可能性が広がることになるでしょう。

2014年6月6日金曜日

被災地復興のためにできること


未だに深い傷跡を残す 東日本大震災の被害を受けた被災地復興のために、私たちは何ができるでしょうか。
震災から3年以上が経過しましたが、まだまだ完結する話ではありません。
近畿大学では地震発生翌日から医療チームを現地に派遣し、医療物資を提供するなど医学部を持つ大学として、また、原子力研究所を持つ大学として、被災地の復旧・復興に携わってまいりました。
平成24年春には、13学部48学科を持つ総合大学の英知を結集させ支援する
「“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」を始動させ、川俣町から復興支援アドバイザーを受嘱しています。
さて、6/5() 福島県川俣町にて、「バイオコークス技術による汚染バイオマス減容化」デモンストレーションの実施に参加してきました。大勢の方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
このプロジェクトは、福島第一原子力発電所事故の影響に苦しむ福島県川俣町を除染、復興の両面から支援するもので、川俣町での成果を一つの復興モデルとして県全域に広げていきたいと考えています。
その中の一つが今回の計画です。被災地の除染廃棄物仮置場から中間貯蔵施設への輸送問題に対し、近畿大学が開発したバイオコークス技術を応用する方法で、枝葉等の有機汚染物減容の実用化を計画しております。私たち近畿大学と中外炉工業株式会社は、この技術の現地導入に向け、ぜひ お力になれればと思っております。

2014年6月5日木曜日

産学間の橋渡しとして

6/3(火)近畿大学リエゾンセンターと、りそな中小企業振興財団の主催で開催された、中堅・中小企業製造業の経営者・技術担当者のための「近畿大学技術懇親会」に参加しました。
150社の企業の方にお集まりいただき、大学の施設見学や交流会も企画しました。たくさんの質問や意見が飛び交い盛況でした。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
近畿大学のある東大阪市は、全国でも指折りの中小企業がひしめく場所で、世界でも活躍する企業や研究が生まれているところです。そのような場所で活動する大学として、この懇親会を通じて、今後 更なる地域貢献や、産学連携の強化を図りたいと考えています。
近畿大学では この懇親会以外でも、「リエゾンカフェ」というものを毎朝開店しています。大学内の喫茶店に気軽にお立ち寄りいただき、大学の専門スタッフとコーヒーでも飲みながら、ざっくばらんに技術相談や共同研究のお話をしていただけます。
語弊があるかもわかりませんが、私たちは、世間の役に立つ研究から 役に立たない研究まで、大学ならではの様々な研究を行っています。そのような研究を開示することによって、企業様の新製品開発や 新ビジネスのヒントにしていただければ大変嬉しく思います。
地域、企業様、学生、教員、大学のそれぞれがWin-Winの関係でいれるために、今回のような機会を継続していきたいと思っております。次回は7/3(木)東京大田区産業プラザPiOにて開催予定です。ご参加お待ちしています。